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信用情報の種類と登録期間の詳細について解説します

信用情報の登録情報と期間は把握しておいた方が良いです

クレジットカード会社では、審査の際申込者の現在及び過去における金融商品の利用状況を確認するため、自社で加盟している個人信用情報機関の信用情報を照会して、その内容と申込者の属性を元に審査可否の判断を行っています。

信用情報の登録期間

そのため、この個人信用情報機関は審査の際とても重要になっているのですが、この信用情報機関に登録されている信用情報にはどのような情報が登録されており、その登録期間はどのくらいなのか?については各信用情報機関によって多少の違いはありますがあらかじめ決まっています。

 

そして、信用情報の登録期間が決まっているため、この期間が経過すると信用情報から登録されていた各種情報(金融事故情報も含む)が削除される事になります。

ですので、私たちが審査に落ちた際には属性やこの信用情報に何かしらの問題がある可能性が高いため、あらかじめ信用情報の登録内容を知っておく事は今後の審査通過に向けて重要な要素になってくるのです。

信用情報の種類と登録期間の詳細はこちら

今後のクレジットカード審査通過に向けても、この個人信用情報機関に登録されている信用情報の中身と登録期間は重要になりますので、ここからは個人信用情報機関の信用情報に登録されている各種情報の種類と登録期間について解説します。

[char no=”1″ char=”響子さん”]各個人信用情報機関によって登録されている情報とその期間は微妙に異なっています。[/char]
クレジットカード審査で重要視される属性
CICに登録されている情報とその期間 ●申込情報
具体的にはクレジットカードや各種ローン審査へ申込を行った場合に、信用情報に登録される情報になり、その登録期間は照会日より6ヶ月間となっています

●クレジット情報
具体的には契約日や契約の種類、支払日や遅延、異動の有無などの情報になり、その登録期間は契約期間中および契約終了後5年以内

●利用記録
具体的には個人信用情報機関に加盟している金融会社が顧客の利用途上における支払い能力の調査のため信用情報を照会した情報になり、その登録期間は利用日より6ヶ月間

JICCに登録されている情報とその期間 ●本人を特定するための情報
具体的には氏名や生年月日、電話番号や勤務先情報、運転免許証番号などの情報になり、登録期間は契約内容に関する情報等が登録されている期間

●契約内容に関する情報
具体的には契約の種類や契約日、契約金額の情報になり、登録期間は契約継続中及び完済日から5年を超えない期間

●返済状況に関する情報
具体的には入金日や入金予定日、残高や延滞等の情報になり、登録期間は契約継続中及び完済日から5年を超えない期間

●取引事実に関する情報
具体的には債権回収や債務整理、強制解約や破産申立等の情報になり、登録期間は当該事実の発生日から5年を超えない期間

●申込みに関する情報
具体的には氏名や生年月日、電話番号や運転免許証番号などの情報になり、登録期間は申込日から6ヵ月を超えない期間

KSCに登録されている情報とその期間 ●本人情報
具体的には氏名や生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先等の情報になり、登録期間は情報のいずれかが登録されている期間

●取引情報
具体的には各種ローンやクレジットカードなどの借入金額や借入日、最終返済日などの契約内容やその返済状況(延滞、代位弁済、解約、完済など)の情報になり、登録期間は契約期間中および契約終了日から5年を超えない期間

●照会記録情報
具体的にはKSCの加盟会員がKSCを利用した日および各種ローンやクレジットカードなどの契約またはその申込などの情報になり、登録期間は当該利用日から1年を超えない期間

●官報情報
具体的には政府系機関が発行している官報に掲載された破産申し立て情報になり、登録期間は破産手続開始決定等を受けた日から10年を超えない期間

 

[char no=”3″ char=”響子さん”]呼び方は微妙に違いますが、3機関ともに同じような情報が登録されています。そして、クレジットカード審査で重要になる申込情報は6ヶ月間、金融事故情報は5年間登録されていますね。[/char]

これら3機関はCRINによって情報の交流を行っています

このCRINという言葉、あまり馴染みが無いかも知れませんが、CIC、JICC、KSCの各個人信用情報機関ではお互いの機関が保有している一部の信用情報の交流を行っているのです。

センターは、次の個人信用情報機関と提携して情報交流CRIN(Credit Information Network:クリン)を実施しており、センターおよび提携個人信用情報機関の会員は、各機関の延滞、代位弁済等の情報および本人申告情報の一部を相互に利用することができます。

※出典 全国銀行個人信用情報センター

 

これはKSCのHPからの引用ですが、延滞情報や債務整理情報が交流されていることが分かりますよね?延滞情報なので、毎月の金融商品の利用代金の支払いを延滞してしまうとその情報が個人信用情報機関の信用情報に登録されて、この信用情報がCRINによって各機関で共有されるという事になっています。

ただ、一言で延滞情報とは言っても、数日の延滞では信用情報に登録しない金融会社もあるため、実際にどのような情報がCRINで交流されているのか?については実際に信用情報の開示請求を行わないと分かりません。ですので、CRINの交流情報が気になる方は、信用情報の開示請求を行い、その中身を確認する事をお勧めします。

 

[char no=”3″ char=”響子さん”]CIC、JICC、KSCの3機関間では主に金融事故情報の交流を行っています。[/char]

 

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